重要なお知らせ

電子交換所の設立に伴う「取扱手数料」の改定および「手形・小切手用紙」の記入に際してのお願いについて

投稿日: 重要なお知らせ

平素は当組合をご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、全国銀行協会は、「2026年度末までに全国手形交換所における手形・小切手の交換枚数をゼロにする」ことを目標に掲げ、2022年11月に電子交換所を設立することを決定し、それに伴い、現在全国各地に設置されている手形交換所は廃止となります。
このことにより、当組合は電子交換所に加盟し、これまでと同じくお客様持込の手形・小切手の決済を行ってまいりますが、電子交換所を利用した決済に変更となることにより、「取立手数料」を改定させていただくことになりました。
また、電子交換所での決済開始に伴い、手形・小切手用紙の記入等について、ご留意いただきたい事項がありますので、後述の「手形・小切手ご記入時の留意事項」を合わせて、ご確認くださいますようお願いします。
何卒ご理解いただき、今後ともご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。

1.電子交換所での手形交換について

これまでは人手を介して手形・小切手の現物を搬送し、全国各地の手形交換所での交換業務を通じて決済を行っておりましたが、今後は現物ではなく、手形・小切手のイメージデータを各金融機関が電子交換所に送受信することで交換決済を行う方法に変更となります。
なお、お客様のお手続き方法に変更はありません。従来通り紙の手形・小切手を金融機関窓口にお持ち込みいただけます。

交換所に関する内容については、全国銀行協会のサイトをご覧ください。

2.「取立手数料」および「手形等交付・発行手数料」等の改定について

当組合では、今後電子交換所に加盟し、電子交換所を利用した決済に変更となることに伴い、「取立手数料」および「手形等交付・発行手数料」等を改定させていただきます。

(1)改定となる手数料と手数料額

①取立手数料(単位:円/件、税込)

改定前 右
矢印 改定後
お取引区分 手数料 お取引区分 手数料
同一手形
交換所
地域内
店頭入金分 本支店宛 無料 電子交換 330
系統・他行宛 110
期日管理分 330
他金融機関 系統・他行宛 普通扱い 660 個別取立 普通扱い 660
至急扱い 880 至急扱い 880

※支払場所となっている店舗で直接口座に入金される小切手は、先日付小切手を除いて無料となります。
※個別取立とは、電子交換所に参加しない金融機関宛の手形・小切手など郵送対応が必要となるものです。

②手形等交付・発行手数料(単位:円/件、税込)

用紙種類 改定前 改定後
小切手 1冊(50枚綴) 550 3,300
約束手形・為替手形 1冊(50枚綴) 550 3,300

改定日

令和4年11月4日(金)窓口受付分より

3.手形・小切手用紙の変更と記入時の留意事項について

後述の「手形・小切手ご記入時の留意事項」をご確認ください。

4.その他お知らせ

(1)手形・小切手現物(紙)の保管について

紙の手形・小切手はお支払い後、受取人の取引金融機関(取立金融機関)で3か月保管されます。偽造・変造が疑われる場合などは、速やかに取引金融機関にご連絡ください。

(2)当座勘定規定の改定について

令和4年11月から当座勘定規定が改定となります。
改定後の当座勘定規定は、10月に当組合ホームページへ掲載予定です。

5.紙の手形・小切手から電子的な決済手段への移行について

金融界は、政府・産業界と連携しながら2026年度までに手形・小切手の全面的な電子化を目指しています。
電子化のメリットは、手形・小切手をはじめとする書面・押印・対面手続の省力化や管理コストの削減など、支払側と受取側双方にあります。お客様におかれましても、インターネットバンキングからの振込といった電子的決済手段への移行をご検討いただきますようお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、お取引店にお問合せください。

手形・小切手ご記入時の留意事項

電子交換所では、手形・小切手の券面の情報を読み取り、電子データ化のうえ金融機関間でイメージデータの送受信を行います。
券面の情報を正しく読み取るために、新・旧デザインの手形・小切手用紙とともに、以下の記入方法・禁止事項をご確認ください。

(1)金額欄記入時の留意事項

①アラビア数字(算用数字:1、2、3…)でご記入の場合

チェックライターを使用してください。(濃い文字となるよう、インクをご確認ください)金額の頭には「¥」を、その終わりには「※」、「★」等の終止符号を印字するほか、3桁ごとに 「 ,」を印字してください。

②漢数字でご記入の場合

文字の間をつめ、下表の漢数字のみを使用してください。(※下表の漢数字以外、読み取ることができません。)崩し文字は使用せず、楷書で丁寧に記入してください。金額の頭には「金」を、その終わりには「円」を記入してください。

【電子交換所で読み取ることができる漢数字】

1 2 3 4
5 6 7 8 9
10 100 1,000
10,000 その他 圓(円の異体字)

(2)訂正方法

①金額の誤記の場合

訂正せずに新しい手形・小切手用紙を使用してください。

②金額以外の記入事項の訂正の場合

訂正箇所にお届け印をなつ印してください。
訂正の記入やなつ印を、金額欄、銀行名、QRコード欄に重ねないでください。

×訂正印が金額と重なっている

×お届け印がQRコードに重なっている

(3)禁止事項

①券面へのメモ書きや、文字による複記、補記はしないでください。

②金額欄およびQRコード欄への押印や、金額の複記はしないでください。

見本

今後イメージデータにて印鑑照合を行いますので、金額欄の表示や、振出人欄や引受人欄の署名・捺印は鮮明にお願いします。

(3)手形・小切手用紙の変更について

当組合の約束手形・当座小切手用紙は、令和4年1月発行申込分よりQRコード付きのものにデザインを変更しております。(為替手形用紙にはQRコードは付いておりません)
QRコード付きの手形・小切手用紙への変更に伴い、金額・振出人欄等の位置が変更となっております。チェックライターの印字位置等をご確認ください。
なお、すでにお持ちの手形・小切手用紙(QRコードの付いていないもの)も、引続きご利用いただけます。

手形新デザイン(見本)

手形新デザイン(見本)

小切手新デザイン(見本)

小切手新デザイン(見本)